緩和ケアと聞くと、「がんの末期」や「人生の最期」をイメージする方も多いかもしれません。
そのようなイメージから、患者さま、ご家族の中には「緩和ケアにはかかりたくない」というお声を聴いたこともあります。
しかし、本来の『緩和ケア』とは、がんに限らず、高齢者、認知症、呼吸器疾患、循環器疾患、神経疾患など様々な疾病により生じる苦痛や苦悩を和らげるための治療・ケアのことを指します。

治療=苦痛=我慢というイメージを持たれているかもしれませんが、苦痛を最小限に抑えながら治療し、『日常の暮らし』を継続できるように、『患者さまのやりたいことが出来るような体調を整えること』をお手伝いするのが、緩和ケアです。

「痛い」「食べられない」「眠れない」「息苦しい」「だるい」など、様々な苦痛に対して、肉体的苦痛の緩和だけでなく、精神面の苦痛のケアや、患者さまやご家族を取り巻く社会的な問題の解決を同時に図っていくことも大切です。

相談する相手がいない、どこの誰に相談してよいか分からずに悩んでいませんか？
ご家族も同様に、ご本人とは違った悩み、不安を抱えていませんか？このような時こそ、ひとりで悩まずにご相談ください。

• がんと告知された
• 再発がみつかった
• 治療の選択をしなくてはいけない
• 治療を受けたいけど副作用などが心配
• 治療がつらい
• 痛みがある
• 息が苦しい
• 眠れない
• 食欲がない

当院では患者さま、ご家族、ケアマネジャーや地域の医療・介護・福祉に携わる方々と共に、患者さま、ご家族の抱える苦痛や不安、心配事の解決策を模索し、一人ひとりに合ったケアを提供していきます。
お気軽にご相談ください。